中古品の買取相場とは、その時々で中古商品が取引される価格のことを指します。買取相場は消費者の需要によって日々変動しており、金やブランド品、時計、ホビー、家具、家電などほとんどの中古品に適用されます。
買取相場の決まり方
買取相場は同じ商品でも日々変わります。
相場の上昇は需要と供給のバランスが崩れ供給が間に合わなくなることで上昇していきます。その原因として家電など季節的に需要が高まる物や、テレビや雑誌に取り上げられたり、SNSなどインターネットで流行した商品なども影響を受けます。多くの人が欲しいと思う商品は市場価値が上がり、買取相場も上昇していきます。一方、ブームが過ぎると需要が減り、業者も在庫リスクが高まるため買い控えが発生し買取相場は下がります。また、金や腕時計など資産価値のある商品の相場は、為替や株式市場の動向にも影響されます。
例:高級時計と金の相場
2020年以降のコロナ禍では、金やロレックスなどの高級時計の相場が大きく上昇しました。2023年には金の相場はグラム1万円を超え2024年現在も上昇し続けています。これは、世界的な経済の停滞を多くの人が懸念して現物資産への投資が増えたためです。一方、ロレックスなどの高級時計は2022年をピークに2024年現在では相場は徐々に下落しています。主な原因として市場の多くを占めていた中国でラグジュアリー商材市場の需要が低迷した為です。このように、経済状況に応じても買取相場は日々変動しています。
買取相場と買取価格の違い
中古品の買取相場は、上記で説明したように市場価値に基づいて決まります。市場価値を調べる方法として多くの買取業者では、自社独自のシステムやヤフオク、メルカリ、古物市場の落札価格などを参考にしています。それらを考慮した上で最終的に買取価格が決まる仕組みです。買取価格は業者にとっては仕入れ値になりますので人件費やその他経費を加えた上で利益を確保する必要があります。その為、買取相場=買取価格+経費+利益になります。
売る前に買取相場を調べる事が重要
リサイクルショップや買取業者などに商品を売りたい場合は、事前に買取相場を調べる事が重要です。買取業者が使っている独自の相場システムは見ることが出来ませんが、ヤフオクやメルカリなどの履歴はスマホやパソコンで自分でも簡単に調べることが出来ると思います。相場を調べた上で買取を依頼する事で安く買取りされる事を防ぎ適切な価格で売る事が可能です。
「買取バリュー」もおすすめ
相場を調べた上で、買取業者に依頼する場合は、「買取バリュー」などもおすすめします。
精密機器類から日用品まで、幅広く対応可能です。
また、手数料も一切かからないため、ユーザーフレンドリーな業者になります。
相場を知り自分で売ればもっと高く売れる
買取相場の把握が出来れば、もっとも高く売る一番の方法は自分で自ら売る事です。自分で売るのは出品や発送の手間はかかりますが、リサイクルショップや買取業者に売る場合に比べ余計な経費も引かれず買取相場そのままで売る事ができます。
まとめ
中古品の買取相場は需要と供給のバランスや市場価値、経済状況によって日々変動しています。その時の最新の買取相場を知る事で、自分の売りたい物を適正な価格で取引する事ができますが適正価格を把握したとしても、手間なく処分したい物や、自分では処理できない大型の不用品もでてくる場合もあります。その場合は業者に依頼するか自分で売ってみるかを考慮しその時の状況にあった取引方法を選ぶのが重要です。